東京で見られるのは900年ぶりだそうな
二年以上前から心待ちにしていた金環日食が終わってしまって
少し寂しいような気持ちと、充分に楽しんだから大満足な気持ちとで胸がいっぱい。
早朝の街は、仮面舞踏会さながら、老若男女が日食グラスでご挨拶。
私は自宅マンションの屋上に折りたたみの椅子をセットして、旦那くんとウルトラマンみたいに日食グラスを鼻に引っかけていました。肉眼では強い光のかたまりみたいな太陽も、日食グラスを通すと夜のお月様みたい。その前を、本物のお月様が横切る様子は、なんだかよそよそしくて照れくさそう。
お互いに顔だけ知ってるお隣さんと、町なかですれ違ったときみたいな照れくさい感じに見えました。
白い雲が綿のように柔らかく輝いていて、そのむこうに透けて見える太陽の光の輪。
なんとも例えようのない神秘的な美しさでした。
私はあんまり建造物に興味がないので、比較することじゃないかもしれないけど、スカイツリーに上ることよりも金環日食に出会うことの方が自分にとっては価値のある体験なのです。人が作ったものより、人の心の中に描かれることのほうが大きい気がしています。まあいずれ上ることもあるかもしれないけど。スカイツリーにも。
金環日食になった瞬間、いろんな場所から拍手や歓声が上がっていて、人々が一体になってこのときを待っていた感じがすごく胸に残りました。ちょうど、大晦日からお正月になった瞬間の神社の境内みたいだった。今日は一日、なんだかふあふあとしてたなあ。



最近のコメント